2008年05月14日(水) 19:33
『BOBBY』
バラック・フセイン・オバマ・ジュニア … 日本のメディアでも今現在も激しい選挙戦が続いている彼に関する情報を毎日のように追っていますよね。さほど政治に興味が無い人間からでも何故か「オバマ指示」の声が聞こえてくるのは、恐らく彼が “非白人” であるからこそ、という部分は少なからず影響している筈
でもね、ただそれだけで「指示します!」的な主張をするのって、なんだか一昔前の “マルコムXブーム” を思い出すんですよ。ろくにその人物像すら知らずに世間的な “注目ポイント” のみをメディアから吸収する事によって右に倣え…単なるミーハー的感覚は長続きしない。
仮に彼が大統領になったら日本との関係は?彼じゃなく、ヒラリーが大統領になった場合はどうか?そんな事も考えていけば、ただ単に “人種的” な部分や “初” という部分にだけ意識を持ってくのはどうなのかなと思います…ってか説教じみた硬〜い話になってしまいましたが、決して偉そうな事を言いたいのではなく、今回ご紹介する作品が、その時代の人々が抱いていた正真正銘の “期待・希望” 一心に受けた大統領候補であるロバート・F・ケネディの 『BOBBY』 だからってのもあったんですよ(笑)
1968年6月5日、LAの高級ホテルであるアンバサダーホテルでカリフォルニア州の予備選を勝利し、次期アメリカ大統領候補としてのリーチをかけたロバート・F・ケネディ上院議員が暗殺された。様々な人生を背負った宿泊客、そしてホテルスタッフ達…彼らはホテルで行われるはずであったボビーことロバート・F・ケネディの演説が、国家レベルの事件に見舞われる事など16時間前には知る由も無かった…
アメリカの全国民が“ベトナムからの撤退”を希望していた時代 … そして彼にその望みを託し、アフロアメリカンを始めとする “非白人層” 達は、キング牧師暗殺によって奪われた希望を “彼” に対して再び募らせたであろう期待感はかなり巨大なものだったに違いない。
現にこの作品は、タイトルこそ 『ボビー』 であるが、決して彼自身の生い立ちや人生に対してスポットを当てた作品ではなく、彼の大統領選の最中に、あるLAのホテルに宿泊する客や、そこで働く従業員達が抱えるそれぞれの思いや現実をそれぞれの立場で綴ったものである。
支配人、愛人、ヤク中のヒッピー、長年勤務し昔を懐かしむ元ドアボーイ、記者、アル中の歌手、コック、鬱病、美容師…物語を脚色する為なのかは別にして、皆どこかに影や不満、闇や不安を抱える一癖も二癖もある宿泊客や従業員ばかり…だからこそ、そんな日常・現実に対して “あかり” を灯す事が出来るかもしれない存在こそがRFKだったに違いない。
ただ、同じ時代の事で言えば、やはり俺的には60年代の政治活動と言えばマルコムやキング牧師、パンサー党のヒューイ、その他大勢の “公民権運動に密接した人物” の方が思い入れはある。それにもちろんこの作品、決してブラックムービーにはカテゴライズ出来るものではない。でもね、この作品に出演しているローレンス・フィッシュバーン演じるホテル厨房のチーフと、不法入国して過酷な労働条件で働いているメキシコ人との会話シーンだけでも十分この作品を見る価値があると思います。
アフロアメリカンが白人の悪口を言う…白人は黒人を差別する…そんなシチュエーションはどんな作品にも頻繁に登場する。が、メキシカンが黒人に対して自らが晒されている差別に対する不平不満を爆発させる…常に “訴える” 側であったアフロアメリカンが、自らの体験や思想、経験を踏まえて “諭す” 側にある構図は、なんだかとても新鮮かつ興味深いものだった。どんな言葉を交わしていたかは是非実際に見てもらいたいので割愛するが、アメリカ国内での “差別の対象” となっているのは決してアフロアメリカンだけではないという事は、多民族国家である故に当たり前の様に存在する事実なんですよね。
ま、そんなプチシーンなんかの為に300円払うのも勿体無いとか言っちゃう人も、んな事のたまう前に豪華キャスト陣を見たらビックリする筈。先に述べたローレンス・フィッシュバーンは勿論、ニック・キャノンa.k.a マライア夫、アンソニー・ホプキンス、シャロン・ストーン、クリスチャン・スレイター、デミ・ムーア、イライジャ・ウッド、リンジー・ローハン、アシュトン・カッチャーとまぁ贅沢なラインナップになっとりますです。
兄であるJFKはパレードの途中に、そして弟であるボビーことロバート・F・ケネディは歓喜に酔いしれる間もなく射殺されてしまう…彼は演説でも “ヒューマンビーン” という言葉を多用した。そして、“アメリカ人の手によってアメリカ人が差別や死を招いている” 現状に対して嘆いた。アメリカの歴史には必ず大きな “希望” が求められ、そのキーポイントとなる事件や人物がことごとくその “希望” を叶えられないまま世を去って行ったような気がする。だからこそ彼の死もまた、どれほど国家全体に衝撃と絶望、怒りを募らせたかを思うと複雑な心境になる。ただ、彼らがそこに存在した事実や、それこそ自らの行動をもって叶えようとしていた “希望” というものは歴史上無くなる事はない。
残念なのは、その希望が100%叶うにはあまりにも巨大すぎる国家であり、あまりにも巨大な歴史が今尚根強く存在している事かな。
バラック・フセイン・オバマ・ジュニア … 日本のメディアでも今現在も激しい選挙戦が続いている彼に関する情報を毎日のように追っていますよね。さほど政治に興味が無い人間からでも何故か「オバマ指示」の声が聞こえてくるのは、恐らく彼が “非白人” であるからこそ、という部分は少なからず影響している筈
でもね、ただそれだけで「指示します!」的な主張をするのって、なんだか一昔前の “マルコムXブーム” を思い出すんですよ。ろくにその人物像すら知らずに世間的な “注目ポイント” のみをメディアから吸収する事によって右に倣え…単なるミーハー的感覚は長続きしない。
仮に彼が大統領になったら日本との関係は?彼じゃなく、ヒラリーが大統領になった場合はどうか?そんな事も考えていけば、ただ単に “人種的” な部分や “初” という部分にだけ意識を持ってくのはどうなのかなと思います…ってか説教じみた硬〜い話になってしまいましたが、決して偉そうな事を言いたいのではなく、今回ご紹介する作品が、その時代の人々が抱いていた正真正銘の “期待・希望” 一心に受けた大統領候補であるロバート・F・ケネディの 『BOBBY』 だからってのもあったんですよ(笑)
1968年6月5日、LAの高級ホテルであるアンバサダーホテルでカリフォルニア州の予備選を勝利し、次期アメリカ大統領候補としてのリーチをかけたロバート・F・ケネディ上院議員が暗殺された。様々な人生を背負った宿泊客、そしてホテルスタッフ達…彼らはホテルで行われるはずであったボビーことロバート・F・ケネディの演説が、国家レベルの事件に見舞われる事など16時間前には知る由も無かった…
アメリカの全国民が“ベトナムからの撤退”を希望していた時代 … そして彼にその望みを託し、アフロアメリカンを始めとする “非白人層” 達は、キング牧師暗殺によって奪われた希望を “彼” に対して再び募らせたであろう期待感はかなり巨大なものだったに違いない。
現にこの作品は、タイトルこそ 『ボビー』 であるが、決して彼自身の生い立ちや人生に対してスポットを当てた作品ではなく、彼の大統領選の最中に、あるLAのホテルに宿泊する客や、そこで働く従業員達が抱えるそれぞれの思いや現実をそれぞれの立場で綴ったものである。
支配人、愛人、ヤク中のヒッピー、長年勤務し昔を懐かしむ元ドアボーイ、記者、アル中の歌手、コック、鬱病、美容師…物語を脚色する為なのかは別にして、皆どこかに影や不満、闇や不安を抱える一癖も二癖もある宿泊客や従業員ばかり…だからこそ、そんな日常・現実に対して “あかり” を灯す事が出来るかもしれない存在こそがRFKだったに違いない。
ただ、同じ時代の事で言えば、やはり俺的には60年代の政治活動と言えばマルコムやキング牧師、パンサー党のヒューイ、その他大勢の “公民権運動に密接した人物” の方が思い入れはある。それにもちろんこの作品、決してブラックムービーにはカテゴライズ出来るものではない。でもね、この作品に出演しているローレンス・フィッシュバーン演じるホテル厨房のチーフと、不法入国して過酷な労働条件で働いているメキシコ人との会話シーンだけでも十分この作品を見る価値があると思います。
アフロアメリカンが白人の悪口を言う…白人は黒人を差別する…そんなシチュエーションはどんな作品にも頻繁に登場する。が、メキシカンが黒人に対して自らが晒されている差別に対する不平不満を爆発させる…常に “訴える” 側であったアフロアメリカンが、自らの体験や思想、経験を踏まえて “諭す” 側にある構図は、なんだかとても新鮮かつ興味深いものだった。どんな言葉を交わしていたかは是非実際に見てもらいたいので割愛するが、アメリカ国内での “差別の対象” となっているのは決してアフロアメリカンだけではないという事は、多民族国家である故に当たり前の様に存在する事実なんですよね。
ま、そんなプチシーンなんかの為に300円払うのも勿体無いとか言っちゃう人も、んな事のたまう前に豪華キャスト陣を見たらビックリする筈。先に述べたローレンス・フィッシュバーンは勿論、ニック・キャノンa.k.a マライア夫、アンソニー・ホプキンス、シャロン・ストーン、クリスチャン・スレイター、デミ・ムーア、イライジャ・ウッド、リンジー・ローハン、アシュトン・カッチャーとまぁ贅沢なラインナップになっとりますです。
兄であるJFKはパレードの途中に、そして弟であるボビーことロバート・F・ケネディは歓喜に酔いしれる間もなく射殺されてしまう…彼は演説でも “ヒューマンビーン” という言葉を多用した。そして、“アメリカ人の手によってアメリカ人が差別や死を招いている” 現状に対して嘆いた。アメリカの歴史には必ず大きな “希望” が求められ、そのキーポイントとなる事件や人物がことごとくその “希望” を叶えられないまま世を去って行ったような気がする。だからこそ彼の死もまた、どれほど国家全体に衝撃と絶望、怒りを募らせたかを思うと複雑な心境になる。ただ、彼らがそこに存在した事実や、それこそ自らの行動をもって叶えようとしていた “希望” というものは歴史上無くなる事はない。
残念なのは、その希望が100%叶うにはあまりにも巨大すぎる国家であり、あまりにも巨大な歴史が今尚根強く存在している事かな。
GEE-Q POSSE YOKO!
確かに俺もボビーって響きにはテディー・ライリーのニュージャックスウィングが耳鳴りの様に鳴り響いてくる気がするわい(笑)
でもYOKOが言うような事、確かにこれまでの歴史を紐解いてみれば十分“有り得る”話でもあるんだけど、そうして改革の芽を紡いで来た歴史は決して繰り返して欲しくないよね。
人々の願いや思いを受け、人々に選ばれた人間…だからこそ、期待し、未来を見て生きたいもんね。
でもYOKOが言うような事、確かにこれまでの歴史を紐解いてみれば十分“有り得る”話でもあるんだけど、そうして改革の芽を紡いで来た歴史は決して繰り返して欲しくないよね。
人々の願いや思いを受け、人々に選ばれた人間…だからこそ、期待し、未来を見て生きたいもんね。
"BOBBY"ってきたらホイットニーの元ダンナが、ピンと浮かぶ、、、ってわたしだけ〜?!(笑)
でも分かりますよ、「ミーハー的感覚」で大統領を選ぶとこの先どうなるんだろう、、、って。その分、ちゃんとオバマ氏の政治対策意見にも注目して考えていかないと、、、って思います。よくオバマとジョンFケネディーと比べてメディアであげられたりもしてますけど、彼のように改革を頑張れば国の圧力がかかって”殺されちゃう”?(ぶるぶる)
友達が、「オバマ大統領になったら、すぐ暗殺されそうじゃない?」とかつぶやいてたんだけど、なんかそれも怖いよね。
でも分かりますよ、「ミーハー的感覚」で大統領を選ぶとこの先どうなるんだろう、、、って。その分、ちゃんとオバマ氏の政治対策意見にも注目して考えていかないと、、、って思います。よくオバマとジョンFケネディーと比べてメディアであげられたりもしてますけど、彼のように改革を頑張れば国の圧力がかかって”殺されちゃう”?(ぶるぶる)
友達が、「オバマ大統領になったら、すぐ暗殺されそうじゃない?」とかつぶやいてたんだけど、なんかそれも怖いよね。
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