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CrazyLegsに捧ぐ
『HOW SHE MOVE』
2008年03月26日(水) 15:31
『HOW SHE MOVE』

最近、妙に “ツボ” な女性芸人がいる。彼女は “渡辺直美” っつってビヨンセの歌にあわせてポッチャリな体をガンガン動かして “和製ビヨンセ” なんつ〜肩書きで人気急上昇中の芸人さん。

ウケるっ(笑)

やっぱりね、ダンサーでもなんでも “女性” であったりするとなんだか嬉しくなっちゃったりするんですよ。変な意味じゃなくて女性特有のラインや柔軟さも綺麗だし、カッコいいよね。俺らが踊ってた頃ってイマイチ派手なムーヴをかます完全な “ダンサー” と呼べる女性達は少なく、それだけに本気印で踊ってた奴等は男顔負けのブレイキンをかましてたりもした…ホントにカッコよかったんだよね、ユーイング履いたりして踊ってる女性ダンサーはさ!

さて、今回の作品は、そんなガールズダンサー達には正に涙もの、『HOW SHE MOVE』 をご紹介。

    

姉妹で有名私立校に通うラヤ(ラティナ・ウェスリー)。しかし、妹が亡くなり、母親も高額の授業料の支払いが厳しくなってしまった為、止むを得ず以前暮らしていた町にある公立高校に転向することになる。仲間達との確執もあり、苦悩するラヤだったが、ビショップ(ドゥウイン・マーフィー)というボーイフレンドとええ感じになりつつ、得意のダンスを活かして大会に出る決意を固め、必死になって練習をする…というのもそれに勝利すれば賞金が手に入り、私立高校に戻れるかもしれないのだが…

『ユー・ガット・サーヴド』以降、チームダンスバトル物の作品がヤケに数多く製作されているし、深夜にはダンス番組もON AIRされている現状は、ちょっとしたダンスブーム再来とも言えるかもしれない。しかも、俺たちが道端にダンボールを敷いて踊ってた頃とは比べ物になら無い位、スピーディーかつ難解な技術が当たり前になってきている。ま、俺はあんまり好きじゃないんだけどさ(笑)。

  

オヤジの強がりはこの辺にしとくとして、この作品も当然ダンスムービーであり、個人戦・団体戦と、タップリダンスシーンが用意されている。『RIZE』で注目を浴びたダンス“クランプ”っぽい動きが主流になってきてんのかな〜。やたらと早く、地面を踏みつける感じの大きなボディームーヴが目立ちます。が…正直この手の作品は、『ストンプ・ザ・ヤード』までだったのかな〜という感が否めない。

それでなくてもこの手のダンスサクセスストーリーは似たような感じのモノばかり出し、女性が主役…といえども、『セイブ・ザ・ラストダンス』シリーズが存在してる。要はそれらになかった独自の要素を一部分でも含めれば良いのかもしれないんだけど、そういった新鮮さは殆ど無く、ダンスのレベル自体も特別なものは感じれなかったのが正直な感想。

それに、この作品には “犯罪” というキーワードが存在しない。現実的にはポジティヴなメッセージではあるが、映画と言う娯楽作品として見た場合、何らかのポイントになるであろう要素が欠如している事は物足りなさを感じるのも事実。ま、ブラックムービーには絶対的に存在するであろう銃やドラッグというキーワードに、あまりにも慣れすぎているという事でもあるのかもしれないが、若者には関係ない、青春には関係ない、あくまでダンスなんだ!という事であれば、あまりにもメッセージ的には衝撃が弱い内容であったと思う。

酷評になったけど、コレはCDで言う所の “ジャケ買い” 失敗…みたいな感じでした(笑)
『HAIRSPRAY(ヘアスプレー)』
2008年03月23日(日) 13:33
『HAIRSPRAY(ヘアスプレー)』

クイーン・ラティファ…あくまで本業はフィーメールラッパーでもある彼女が(俺の勝手な解釈だけど)、ココ最近は “女優” としての立ち居地の方が板についている様になったのも個人的には複雑なんですけど…。

彼女が最初に出演したのはスパイク・リーの 『ジャングルフィーバー』 でした。ウェズリーがイタリア系の彼女を連れてやってくるソウルフードのウェイトレス役。ま〜強烈な人種差別…いや、あえて人種的プライドとも言える振る舞いでウェズリーをカンカンにさせたあのシーン、覚えていますか?

そんな彼女もいつのまにか2〜30本の作品に出演…いや、主演まで張る女優になっちゃいました。名作 『ブラックレイン』 以降、RAPよりも歌に力いれてる様ですが、俺的にはまたタフで男勝りな彼女のRAPが聴きたいものです。

さて、今回の作品はそんな彼女も出演している日本でも大HITしたミュージカル作品 『HAIRSPRAY(ヘアスプレー)』 をご紹介します。

   
 

1962年、ボルチモア。体型はおデブちゃんだけどダンスとオシャレが大好きな女子高生トレイシー(ニッキー・ブロンスキー)は、TVの人気番組“コーニー・コリンズ・ショウ”に出演し、番組のスターであるリンク(ザック・エフロン)と一緒にダンスすることが夢だった。そんな彼女はいても経ってもいられなくなり母親エドナの制止を無視し、番組のオーディションに参加する。しかし、その彼女の体型を見た出演者アンバー(ブリタニー・スノウ)とその母親ベルマ(ミシェル・ファイファー)に目の仇にされてしまうが、逆に番組スタッフに気に入られた彼女は一気に注目を浴びるが…。

個人的な意見になってしまうが、この作品は80年代に製作された“原型”であるジョン・ウォータースの同名作品を見ている、見ていないで随分と感想が変ってくると思う。いや、簡単に言えばその“違い”とでもいうか、ハッキリ言って色んな面で今回のリメイクはパワーアップしていると思うんです。音楽も、ダンスも、出演者も全てがゴージャスになって、よりエンターテイメント性をド派手にしたとっても楽しい作品に仕上がっていると思う。

けどね、派手さがパワーアップした分、前作では強烈に、かつ嫌味なく作品の根本に存在していた “人種差別” 的色合いは随分とスポイルされた様に思う。あからさまな部分と影に隠れる “人種差別” が横行していた時代に、白人監督が撮った作品として俺はかなりこのジョン・ウォータースという監督は、色んな意味で俺の大好きな監督の1人。ま、違った角度から考えれば、今回のリメイク版はジョン・ウォータース版に当然存在していた彼特有の “ブラックな魅力” は、彼の作品でなくなった事により影を潜め、その分より一般的に、より大衆的に描かれていると思うんです。ま、、彼の作品を見ていく内に、そういった部分とは全然違いった部分に惹かれていく自分がいたりしましたが…大好きな監督なんですよね。

又、今回も男性であるトラボルタがトレイシーの母親を演じている事が大きな“ウリ”となっているが、俺的には前作のデヴァインの個性を超えるのは誰が演じても不可能だと思うんだ(笑)。どんなに大物が演じようが、どんなに上手い役者が演じようが、所詮デヴァインの二番煎じにな訳よ(笑)

  
 

ま、それはともかくモーターマウス・メイベルはどうでしょうか?前作ではルース・ブラウンが演じましたが今回はおなじみのクイーン・ラティファ!流石に随分と目立った役になってた様に思いました。

何度も言いますが、ココ最近は本当にミュージカル作品がHITする時代になってきたというか、すんなり観客が “映画” というフィールドでミュージカルを楽しむ事が出来る様になったと思う。思い起こせば俺もガキの頃 『コーラスライン』 を見て以来、あまりこの手の作品を劇場に足を運んでまで見ることも無かったのだが、『ドリームガールズ』といった黒的作品のHITは個人的にも喜ばしい事だと思う。

でも、表面的な派手さや世間の評価だけでなく、この作品の様に、後で “飯何杯もいける” 的会話が出来る作品を自分なりに “検証” してみるのも面白いと思いますよ。




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