2008年08月16日(土) 23:15
『MISSISSIPPI BURNING』
森伊蔵 … 今回はちと黒的なオープニングではないのであしからず(笑)。興味が無い人にはなんのこっちゃわからないだろうけど、この『森伊蔵』っちゅうのは1本4万円位する程の値が付いてる、超が付くほどのプレミアム“焼酎”。こいつを本日飲む機会があり、一体どんな未知の領域の味わいを体験させてくれるのだろうとワクワクしながら口に運んだ訳!
「?????………んんんんん〜むうう………」
あくまで味覚や好みってのは “ひとぞれぞれ” であって、正解も不正解も無く、その人が「美味い!マズい!」と思う感情そのままでいいんだよね。そんな部分から言えば、この超が付く程の高価な焼酎、俺的に言えば「ひょええええ〜!1000円前後で買える焼酎でもスンゲエ美味いのもゴロゴロあんのに〜!」ってな感想でした(笑)
でもね、思うんだけど、各ジャンルの最高峰を知ったというだけで、あたかも “極めた” 的な感覚になっちゃう自惚れ野郎もいたりしますが、その最高峰を構築する底辺からジワジワ攻めていくからこその “奥深さ” や “面白さ” を楽しめると思うんです。ブラックカルチャーやヒップホップだってそう!
っつ〜事で今回の作品も、そんな歴史のテキストの一角にもなるであろう 『MISSISSIPPI BURNING』 をご紹介…ってかさ、400本以上も紹介してるってのに、この作品をまだ紹介してなかったってのがさ、ブラックムービーって深ぇ〜と改めて思いますですハイ(笑)
1964年、ある晩に公民権運動家が失踪するという事件が起きる。捜査に乗り出したルパート・アンダーソン(ジーン・ハックマン)とアラン・ウォード(ウィレム・デフォー)だったが、予想以上に人々は頑なに口を閉ざし、焼き討ちやリンチなどの事件も更に発生し、捜査は難航する。そんな中、地元の保安官スタッキー(ゲイラード・サーテイン)達が事件に関与しているという情報を得るが…
物や行為、場所や方法だけでなく、人間としての“権利”や“主張”にさえ “白人と有色人種” に完全な差…いや、“差別” が露骨に存在していた時代。南部連邦の軍人であったネイサン・ベッドフォード・フォレストにより組織されたKKK(クー・クラックス・クラン)。この“元奴隷商人”が更に“南北戦争”という自分の思想や主義にとって思わしくない結果を残した戦争後、一気にスパークしちまったのか、その後アメリカ全土に住むアフロアメリカンやその他の有色人種に対し、白頭巾と焼き討ち、リンチなど、恐怖と絶望を抱かせる組織を立ち上げてしまった訳です。
KKKを題材にした作品も結構存在しますが、KKKにモロにスポットを当てるのではなく、事件を追っていくうちにその異常なまでの存在意義が明確になっていく今作の様な内容の方が、よりKKKがどんな組織であったか、又、彼らアフロアメリカン達に対し、国に対し、そして時代に対し、どの様な影響を及ぼして言ったのかがよく解る内容であると思う。
何処で何をしていても激しい重圧と孤独感、身の危険や恐怖を感じ、真実や主張を無理矢理自らの奥底に隠してしまわなければいけない…常に “死” に直面しているからこそ
統一組織としてのKKKはとうの昔に崩壊したにも関わらず、その過激で歪んだ極右翼思想を持つ人間達によって、KKKの活動はいまだに存在する。もしかしたら、何処かであの忌まわしい “炎の十字架” が誇らしげに掲げられ、その片隅で途方に暮れつつ涙する人がいるのかと思うと、心が痛む
森伊蔵 … 今回はちと黒的なオープニングではないのであしからず(笑)。興味が無い人にはなんのこっちゃわからないだろうけど、この『森伊蔵』っちゅうのは1本4万円位する程の値が付いてる、超が付くほどのプレミアム“焼酎”。こいつを本日飲む機会があり、一体どんな未知の領域の味わいを体験させてくれるのだろうとワクワクしながら口に運んだ訳!
「?????………んんんんん〜むうう………」
あくまで味覚や好みってのは “ひとぞれぞれ” であって、正解も不正解も無く、その人が「美味い!マズい!」と思う感情そのままでいいんだよね。そんな部分から言えば、この超が付く程の高価な焼酎、俺的に言えば「ひょええええ〜!1000円前後で買える焼酎でもスンゲエ美味いのもゴロゴロあんのに〜!」ってな感想でした(笑)
でもね、思うんだけど、各ジャンルの最高峰を知ったというだけで、あたかも “極めた” 的な感覚になっちゃう自惚れ野郎もいたりしますが、その最高峰を構築する底辺からジワジワ攻めていくからこその “奥深さ” や “面白さ” を楽しめると思うんです。ブラックカルチャーやヒップホップだってそう!
っつ〜事で今回の作品も、そんな歴史のテキストの一角にもなるであろう 『MISSISSIPPI BURNING』 をご紹介…ってかさ、400本以上も紹介してるってのに、この作品をまだ紹介してなかったってのがさ、ブラックムービーって深ぇ〜と改めて思いますですハイ(笑)
1964年、ある晩に公民権運動家が失踪するという事件が起きる。捜査に乗り出したルパート・アンダーソン(ジーン・ハックマン)とアラン・ウォード(ウィレム・デフォー)だったが、予想以上に人々は頑なに口を閉ざし、焼き討ちやリンチなどの事件も更に発生し、捜査は難航する。そんな中、地元の保安官スタッキー(ゲイラード・サーテイン)達が事件に関与しているという情報を得るが…
物や行為、場所や方法だけでなく、人間としての“権利”や“主張”にさえ “白人と有色人種” に完全な差…いや、“差別” が露骨に存在していた時代。南部連邦の軍人であったネイサン・ベッドフォード・フォレストにより組織されたKKK(クー・クラックス・クラン)。この“元奴隷商人”が更に“南北戦争”という自分の思想や主義にとって思わしくない結果を残した戦争後、一気にスパークしちまったのか、その後アメリカ全土に住むアフロアメリカンやその他の有色人種に対し、白頭巾と焼き討ち、リンチなど、恐怖と絶望を抱かせる組織を立ち上げてしまった訳です。
KKKを題材にした作品も結構存在しますが、KKKにモロにスポットを当てるのではなく、事件を追っていくうちにその異常なまでの存在意義が明確になっていく今作の様な内容の方が、よりKKKがどんな組織であったか、又、彼らアフロアメリカン達に対し、国に対し、そして時代に対し、どの様な影響を及ぼして言ったのかがよく解る内容であると思う。
何処で何をしていても激しい重圧と孤独感、身の危険や恐怖を感じ、真実や主張を無理矢理自らの奥底に隠してしまわなければいけない…常に “死” に直面しているからこそ
統一組織としてのKKKはとうの昔に崩壊したにも関わらず、その過激で歪んだ極右翼思想を持つ人間達によって、KKKの活動はいまだに存在する。もしかしたら、何処かであの忌まわしい “炎の十字架” が誇らしげに掲げられ、その片隅で途方に暮れつつ涙する人がいるのかと思うと、心が痛む
2008年06月29日(日) 00:34
『Spark(スパーク 見えない境界線)』
『Hottest MCs In The Game』 … 少し触れるのが遅れちゃいましたが、HIPHOPファン注目のMTVの特番 『Hottest MCs In The Game』 の発表がありましたよね。んで結果が以下のとおりなんですが…
1.KANYE WEST(カニエ・ウエスト)
2.JAY-Z(ジェイ・Z)
3.LIL WAYNE(リル・ウェイン)
4.RICK ROSS(リック・ロス)
5.SNOOP DOGG(スヌープ・ドッグ)
6.50 CENT(50セント)
7.LUPE FIASCO(ルーペ・フィアスコ)
8.THE GAME(ザ・ゲーム)
9.ANDRE 3000(アンドレ3000)
10.T.I.
ええええええ〜!?!?!
ま、好き好きと言えばそれまでだけど、俺はとっても “時代” と共にHIPHOPも “変化” してきたんだな〜とつくづく感じます。いや、“変化” というよりも “変っちまったな〜” 的な(笑)。なんだかさ、もっとゴリゴリのDOPE加減や、真っ黒なファンクネスってのを感じさせてくれるアーティストが多かったってのに、やけに最近はチキチキしてる中でラグジュアリーを強調する様な感じのPVばっかで飽きちゃうんですよね。ま、カニエにしてもさ、なんだかんだでプレミアがオケ作ってRAKIMやNAS、KRS ONE呼んでやった “Classic” が最強だったりするじゃん…やっぱ80年代〜90年代初頭にかけてのシーンはホントに熱かったよ!
ってな感じでオヤジノスタルジックに浸りながら行って見たいと思いますが、今回はテレンス・ハワードが些細なアクシデントでとんだ事件に巻き込まれちゃう 『Spark(スパーク 見えない境界線)』 をご紹介!
オンボロBMWでシカゴからLAを目指していたバイロン(テレンス・ハワード)とニーナ(ニコール・アリ・パーカー)。しかし、途中、辺り一面何も無い所でで車が故障してしまう。そこへたまたま通りかかった白人の青年に牽引してもらい、近くの町の修理工場まで連れて行ってもらう。しかし、そこのトイレの壁面には、アフロアメリカンを差別する酔うなラクガキがビッシリと書いてあった…周囲の視線にイラつくバイロンは、シャレにならない修理代を請求され遂にキレる。なんとか街を出て、また車を走らせる2人だったが、結局車は途中で動かなくなり車の中で夜を過ごす2人だったが、翌朝昨日の青年ムーニーが再び現れる…
『よそ者を嫌う…』という風習は世界中何処にでもあるかもしれない。それが、アメリカ国内であれば、更に“人種”や“歴史”という部分も間隔・思想に対して大きく影響してくるだろう。見る前に大よそのストーリー説明を読んだ限り、こういった排他的な作品なのかなとも思っていたが、寝底にはテーマとして存在しているものの、格となるのは “復習” であった。しかもそこに人種問題は大きく絡む訳でもなく、親子間の憎悪に、たまたま居合わせたアフロアメリカンがとんだとばっちりを受けた…そういった内容の作品である。
正直に言ってしまえば随分とヘビーな感じの作品と思ってそれなりの期待感を持っていたのだけども、チープなロードサスペンスといった印象は否めなかった。ただ、これまた俺らにしてみれば、登場人物が話す何気ない会話や、訪れた場所場所での人々の反応や対応など、ストーリーうんぬんよりも逆にそんな小さな部分にちょっとした意識が集中してしまうんですよね。
それからこの作品でテレンス・ハワードの相手役を勤めているのがニコール・アリ・パーカー。マーティン・ローレンスの 『ブルーストリーク』 やデンゼルの 『タイタンズを忘れない』 といった作品に出演している彼女ですが、既に結婚していてお相手はボリス・コッジョーなんですよ。彼らはTVシリーズとして放映された『ソウルフード』で競演した縁で仲良くなり、待望の赤ちゃんも出産、女の子だそうです。
ちなみに、俺はココでも何度も言っていますが、ブラックムービーに興味があったりしてもなかなかココで紹介されている作品を見ることが出来ない!って方、多いと思います。確かにレンタルビデオショップには並んでいない作品も数多く紹介していますが、是非、WOWOWとスカパーのスターチャンネルを契約する事をお勧めします。もちろんこの作品もWOWOWで放映されましたが、HBO製作の人物伝や、日本版DVD化されていない作品を字幕アリで見る事が出来るのはこの2つを抑えててこそナンボ!だと思いますよ。
でもね、ホントにジャンキーなレベルまで行けば、それでも我慢出来ずにむこうのDVDを買っちゃったりするんですけどね(笑)
『Hottest MCs In The Game』 … 少し触れるのが遅れちゃいましたが、HIPHOPファン注目のMTVの特番 『Hottest MCs In The Game』 の発表がありましたよね。んで結果が以下のとおりなんですが…
1.KANYE WEST(カニエ・ウエスト)
2.JAY-Z(ジェイ・Z)
3.LIL WAYNE(リル・ウェイン)
4.RICK ROSS(リック・ロス)
5.SNOOP DOGG(スヌープ・ドッグ)
6.50 CENT(50セント)
7.LUPE FIASCO(ルーペ・フィアスコ)
8.THE GAME(ザ・ゲーム)
9.ANDRE 3000(アンドレ3000)
10.T.I.
ええええええ〜!?!?!
ま、好き好きと言えばそれまでだけど、俺はとっても “時代” と共にHIPHOPも “変化” してきたんだな〜とつくづく感じます。いや、“変化” というよりも “変っちまったな〜” 的な(笑)。なんだかさ、もっとゴリゴリのDOPE加減や、真っ黒なファンクネスってのを感じさせてくれるアーティストが多かったってのに、やけに最近はチキチキしてる中でラグジュアリーを強調する様な感じのPVばっかで飽きちゃうんですよね。ま、カニエにしてもさ、なんだかんだでプレミアがオケ作ってRAKIMやNAS、KRS ONE呼んでやった “Classic” が最強だったりするじゃん…やっぱ80年代〜90年代初頭にかけてのシーンはホントに熱かったよ!
ってな感じでオヤジノスタルジックに浸りながら行って見たいと思いますが、今回はテレンス・ハワードが些細なアクシデントでとんだ事件に巻き込まれちゃう 『Spark(スパーク 見えない境界線)』 をご紹介!
オンボロBMWでシカゴからLAを目指していたバイロン(テレンス・ハワード)とニーナ(ニコール・アリ・パーカー)。しかし、途中、辺り一面何も無い所でで車が故障してしまう。そこへたまたま通りかかった白人の青年に牽引してもらい、近くの町の修理工場まで連れて行ってもらう。しかし、そこのトイレの壁面には、アフロアメリカンを差別する酔うなラクガキがビッシリと書いてあった…周囲の視線にイラつくバイロンは、シャレにならない修理代を請求され遂にキレる。なんとか街を出て、また車を走らせる2人だったが、結局車は途中で動かなくなり車の中で夜を過ごす2人だったが、翌朝昨日の青年ムーニーが再び現れる…
『よそ者を嫌う…』という風習は世界中何処にでもあるかもしれない。それが、アメリカ国内であれば、更に“人種”や“歴史”という部分も間隔・思想に対して大きく影響してくるだろう。見る前に大よそのストーリー説明を読んだ限り、こういった排他的な作品なのかなとも思っていたが、寝底にはテーマとして存在しているものの、格となるのは “復習” であった。しかもそこに人種問題は大きく絡む訳でもなく、親子間の憎悪に、たまたま居合わせたアフロアメリカンがとんだとばっちりを受けた…そういった内容の作品である。
正直に言ってしまえば随分とヘビーな感じの作品と思ってそれなりの期待感を持っていたのだけども、チープなロードサスペンスといった印象は否めなかった。ただ、これまた俺らにしてみれば、登場人物が話す何気ない会話や、訪れた場所場所での人々の反応や対応など、ストーリーうんぬんよりも逆にそんな小さな部分にちょっとした意識が集中してしまうんですよね。
それからこの作品でテレンス・ハワードの相手役を勤めているのがニコール・アリ・パーカー。マーティン・ローレンスの 『ブルーストリーク』 やデンゼルの 『タイタンズを忘れない』 といった作品に出演している彼女ですが、既に結婚していてお相手はボリス・コッジョーなんですよ。彼らはTVシリーズとして放映された『ソウルフード』で競演した縁で仲良くなり、待望の赤ちゃんも出産、女の子だそうです。
ちなみに、俺はココでも何度も言っていますが、ブラックムービーに興味があったりしてもなかなかココで紹介されている作品を見ることが出来ない!って方、多いと思います。確かにレンタルビデオショップには並んでいない作品も数多く紹介していますが、是非、WOWOWとスカパーのスターチャンネルを契約する事をお勧めします。もちろんこの作品もWOWOWで放映されましたが、HBO製作の人物伝や、日本版DVD化されていない作品を字幕アリで見る事が出来るのはこの2つを抑えててこそナンボ!だと思いますよ。
でもね、ホントにジャンキーなレベルまで行けば、それでも我慢出来ずにむこうのDVDを買っちゃったりするんですけどね(笑)
2008年03月30日(日) 10:46
『VANTAGE POINT(バンテージ・ポイント)』
PETE ROCK…ちょいと遅れましたが彼の新譜 『NY’S FINEST』 について一言。
みなさんはもう聴かれましたでしょうか?俺は前回の 『SOUL SURVIVOR 2』 の時も感じましたが…
ちょいと先急ぎすぎなんじゃない?
ってな感じを受けました。特に今回の 『NY’S FINEST』 に関してはアルバム全体を通してアストラクト感と平凡感が正面衝突している様で、結果としてイマイチな感が否めなかったんです。それこそ彼の “NEXT LEVEL” と言えばカッコイイんですが、俺は大が付く程のファンだからこそ、正直やはり独特のモコモコ浮遊感やその奥底に見えるDOPEなファンクネスを感じさせる “彼らしいPETE節” がもっと聴きたいと思うわけです。やっぱり後期待できるのは…C.Lとのリユニオンですね。
さて、今回ご紹介する作品は、現在も劇場公開されている 『VANTAGE POINT(バンテージ・ポイント)』 です!
テロ撲滅の国際サミットが行われるスペインのサラマンカ。そこでアシュトン・アメリカ大統領による演説が行われようとしていた。大勢のギャラリーや来賓、そしてSPや警察による物々しい警備の中、なんと銃声と共に大統領が狙撃されてしまう。パニックになった会場ではライブでTV中継が行われていたが、その矢先、更に大爆発が起こる。護衛を担当していたSPのトーマス(デニス・クエイド)とケント(マシュー・フォックス)はすぐさま感を働かせ狙撃者を追う…。キーとなるのは観光客としてビデオカメラをまわしていたハワード(フォレスト・ウィッテカー)、そして地元刑事エンリケの証言だが…
正直、今も現在も後悔されている作品名だけに、果たしてココで紹介すべきなのかそうでないのか非常に迷うところではありましたが、とにかくチョイ役の割には豪華な人キャスティングしたもんだぐらいに思ってたフォレスト・ウィッテカーが、最後の最後になんだかんだで大物ポジションを見せてくれただけに、「ま、いいか」という感じで紹介させて頂きました(笑)
率直に、とっても良く出来た作品だったし、全く飽きる事無く見れました。
というのも同じ時間帯に違う人物の視線から物語を進行していくので、ある“事件”が勃発したそのシーンが何度もリプレイされる訳。ただ、それぞれのポジションに立つ人物達がそれぞれの目線で見る“画”なので全然違ってくる訳です。そんな中で俺達は「一体誰が…」といった推理を働かせたり、「コイツ怪しいんでねえの?」的な予測を立てたり…ところが、
終盤には少し早い時間であっけなくその犯人像が浮き彫りになる。なんだよ、残りは単なる捕物帳かよ…と思っていると、前半に登場していた “各人” の点が、見事に線で繋がっちゃうからあっぱれ!
似たような手法はコレまでもあった…例えば有名どころで言えばタランティーノなんかもそう!でも頻繁に見られるものではないのでなんだかとっても新鮮で真新しく感じれるのは確か。何度も言うけどフォレスト・ウィッテカーは “脇役” を “脇役” で終わらせない厚みや存在感があるね。
黒的作品としてみるよりも、娯楽作品として十分 “映画館” で楽しめる作品です。
PETE ROCK…ちょいと遅れましたが彼の新譜 『NY’S FINEST』 について一言。
みなさんはもう聴かれましたでしょうか?俺は前回の 『SOUL SURVIVOR 2』 の時も感じましたが…
ちょいと先急ぎすぎなんじゃない?
ってな感じを受けました。特に今回の 『NY’S FINEST』 に関してはアルバム全体を通してアストラクト感と平凡感が正面衝突している様で、結果としてイマイチな感が否めなかったんです。それこそ彼の “NEXT LEVEL” と言えばカッコイイんですが、俺は大が付く程のファンだからこそ、正直やはり独特のモコモコ浮遊感やその奥底に見えるDOPEなファンクネスを感じさせる “彼らしいPETE節” がもっと聴きたいと思うわけです。やっぱり後期待できるのは…C.Lとのリユニオンですね。
さて、今回ご紹介する作品は、現在も劇場公開されている 『VANTAGE POINT(バンテージ・ポイント)』 です!
テロ撲滅の国際サミットが行われるスペインのサラマンカ。そこでアシュトン・アメリカ大統領による演説が行われようとしていた。大勢のギャラリーや来賓、そしてSPや警察による物々しい警備の中、なんと銃声と共に大統領が狙撃されてしまう。パニックになった会場ではライブでTV中継が行われていたが、その矢先、更に大爆発が起こる。護衛を担当していたSPのトーマス(デニス・クエイド)とケント(マシュー・フォックス)はすぐさま感を働かせ狙撃者を追う…。キーとなるのは観光客としてビデオカメラをまわしていたハワード(フォレスト・ウィッテカー)、そして地元刑事エンリケの証言だが…
正直、今も現在も後悔されている作品名だけに、果たしてココで紹介すべきなのかそうでないのか非常に迷うところではありましたが、とにかくチョイ役の割には豪華な人キャスティングしたもんだぐらいに思ってたフォレスト・ウィッテカーが、最後の最後になんだかんだで大物ポジションを見せてくれただけに、「ま、いいか」という感じで紹介させて頂きました(笑)
率直に、とっても良く出来た作品だったし、全く飽きる事無く見れました。
というのも同じ時間帯に違う人物の視線から物語を進行していくので、ある“事件”が勃発したそのシーンが何度もリプレイされる訳。ただ、それぞれのポジションに立つ人物達がそれぞれの目線で見る“画”なので全然違ってくる訳です。そんな中で俺達は「一体誰が…」といった推理を働かせたり、「コイツ怪しいんでねえの?」的な予測を立てたり…ところが、
終盤には少し早い時間であっけなくその犯人像が浮き彫りになる。なんだよ、残りは単なる捕物帳かよ…と思っていると、前半に登場していた “各人” の点が、見事に線で繋がっちゃうからあっぱれ!
似たような手法はコレまでもあった…例えば有名どころで言えばタランティーノなんかもそう!でも頻繁に見られるものではないのでなんだかとっても新鮮で真新しく感じれるのは確か。何度も言うけどフォレスト・ウィッテカーは “脇役” を “脇役” で終わらせない厚みや存在感があるね。
黒的作品としてみるよりも、娯楽作品として十分 “映画館” で楽しめる作品です。
2008年03月16日(日) 17:08
『COLLATERAL(コラテラル)』
The Game…カリフォルニア州コンプトン出身といえば当然かなり厳しい生活環境でサヴァイヴして来た事が想像できる筈。そんな彼が最近、銃刀法違反でパクられ、60日間の拘留を命じられていた彼が、たった8日間で出所したらしい。
いや〜、なんつ〜か(笑)
豪華絢爛なスタッフ&競演陣でアフターマス/G-ユニット・レーベルからデビューアルバムとしてリリースした 『ザ・ドキュメンタリー』 も中々のハードコア振りを見せ、久しぶりに骨太なニューカマー出現!と個人的にも期待してたんだけど…
ところが育ちは育ちなのか、すぐさま50との激しいビーフなどもあり、レーベル移籍などのトラブルへ。いやいや、なんともヒヤヒヤものですが、折角今回こうして早く出てこれた訳だから、反省していい作品リリースして欲しいものです(笑)
さて、今回の作品は、「え?何故?」とお思いでしょうが、主役級はトム・クルーズだけじゃないって事で 『COLLATERAL(コラテラル)』 をご紹介。
南の島の写真を“癒し”に、12年間タクシーの運転手を務めるマックス(ジェイミー・フォックス)。ある晩、彼はアニー(ジェイダ・ピンケット)という女性を乗せ、同じアフリカ系という事もあり、会話も弾み、名刺交換まで漕ぎつけてご機嫌だった。しかし、次に乗せた男性ビンセント(トム・クルーズ)は、高額のチップを支払うので今晩貸切にしたいと頼む。OKしたマックスは、言われた通りの場所へ車を走らせるが…。
個人的に大好きなマイケル・マンの作品なだけに、いつもながらの“トム・クルース的”雰囲気とは一味違も二味もテイストが違い、ダークカラーの中で男汁ほとばしる重厚な作品に仕上がっている。トム・クルーズの作品なだけに、もちろん日本でも全国公開されたのでこの作品を劇場で見たという人も結構いると思う。が、この作品のトム・クルーズは、冷血無比な殺し屋を、スゴぶる良い感じで演じて見せているだけでなく、彼に深く関わる主役級の2人がジェイダ・ピンケットとジェイミー・フォックスであるという部分が俺達にとっては何とも興味深い作品であった。ジェイミーはこの作品の他にも 『ALI』 や 『マイアミ・バイス』 といったマイケル・マン監督の作品に出演してるので、気に入られてるのかも…。
中盤、トム・クルーズが全速力でジェイミー・フォックスを走って追っかけるシーンがあるが、まるで 『ターミネーター』 のT-2000のごとくなんとも不気味で恐ろしいんですよね〜。なんだか映画によくありがちな主人公のバックボーンみたいなものがまるで感じられない、言わばゴルゴ13的な存在だからこそ、主役としての恐ろしさが引き立っていた様に思う。
一つだけ難癖付けるとすれば…殺し屋は、タクシー等を借り切って移動などしない…(笑)
がしかし、この年のアカデミー&ゴールデングローブ両賞において、助演男優賞にノミネートされていることからも、この作品の主役は彼だけではなく、ジェイミー有きの作品であったという事は間違いない。実際彼は、タクシー運転手という役柄では考えられない大活躍をするのだが、そんな事が全く気にならない位、ストーリーが目まぐるしく変化し、スピード感に溢れ、その中で危機感溢れる演技を見せるジェイミーに釘付けになる事だろう。
ラストもベタでなく、なんともカッコイイ “男汁” タップリのシメ方!なんとも都会の夜を撮らせたら彼の右に出る者は…いるかもしれんが左にはおらん!アッパレ、マイケル・マン!
しかし…マイルス・デイビス・クイズ…解る訳ね〜よ!(笑)
The Game…カリフォルニア州コンプトン出身といえば当然かなり厳しい生活環境でサヴァイヴして来た事が想像できる筈。そんな彼が最近、銃刀法違反でパクられ、60日間の拘留を命じられていた彼が、たった8日間で出所したらしい。
いや〜、なんつ〜か(笑)
豪華絢爛なスタッフ&競演陣でアフターマス/G-ユニット・レーベルからデビューアルバムとしてリリースした 『ザ・ドキュメンタリー』 も中々のハードコア振りを見せ、久しぶりに骨太なニューカマー出現!と個人的にも期待してたんだけど…
ところが育ちは育ちなのか、すぐさま50との激しいビーフなどもあり、レーベル移籍などのトラブルへ。いやいや、なんともヒヤヒヤものですが、折角今回こうして早く出てこれた訳だから、反省していい作品リリースして欲しいものです(笑)
さて、今回の作品は、「え?何故?」とお思いでしょうが、主役級はトム・クルーズだけじゃないって事で 『COLLATERAL(コラテラル)』 をご紹介。
南の島の写真を“癒し”に、12年間タクシーの運転手を務めるマックス(ジェイミー・フォックス)。ある晩、彼はアニー(ジェイダ・ピンケット)という女性を乗せ、同じアフリカ系という事もあり、会話も弾み、名刺交換まで漕ぎつけてご機嫌だった。しかし、次に乗せた男性ビンセント(トム・クルーズ)は、高額のチップを支払うので今晩貸切にしたいと頼む。OKしたマックスは、言われた通りの場所へ車を走らせるが…。
個人的に大好きなマイケル・マンの作品なだけに、いつもながらの“トム・クルース的”雰囲気とは一味違も二味もテイストが違い、ダークカラーの中で男汁ほとばしる重厚な作品に仕上がっている。トム・クルーズの作品なだけに、もちろん日本でも全国公開されたのでこの作品を劇場で見たという人も結構いると思う。が、この作品のトム・クルーズは、冷血無比な殺し屋を、スゴぶる良い感じで演じて見せているだけでなく、彼に深く関わる主役級の2人がジェイダ・ピンケットとジェイミー・フォックスであるという部分が俺達にとっては何とも興味深い作品であった。ジェイミーはこの作品の他にも 『ALI』 や 『マイアミ・バイス』 といったマイケル・マン監督の作品に出演してるので、気に入られてるのかも…。
中盤、トム・クルーズが全速力でジェイミー・フォックスを走って追っかけるシーンがあるが、まるで 『ターミネーター』 のT-2000のごとくなんとも不気味で恐ろしいんですよね〜。なんだか映画によくありがちな主人公のバックボーンみたいなものがまるで感じられない、言わばゴルゴ13的な存在だからこそ、主役としての恐ろしさが引き立っていた様に思う。
一つだけ難癖付けるとすれば…殺し屋は、タクシー等を借り切って移動などしない…(笑)
がしかし、この年のアカデミー&ゴールデングローブ両賞において、助演男優賞にノミネートされていることからも、この作品の主役は彼だけではなく、ジェイミー有きの作品であったという事は間違いない。実際彼は、タクシー運転手という役柄では考えられない大活躍をするのだが、そんな事が全く気にならない位、ストーリーが目まぐるしく変化し、スピード感に溢れ、その中で危機感溢れる演技を見せるジェイミーに釘付けになる事だろう。
ラストもベタでなく、なんともカッコイイ “男汁” タップリのシメ方!なんとも都会の夜を撮らせたら彼の右に出る者は…いるかもしれんが左にはおらん!アッパレ、マイケル・マン!
しかし…マイルス・デイビス・クイズ…解る訳ね〜よ!(笑)
2008年02月28日(木) 00:01
『Revolver』
マドンナ…俺が中学生に入ったばかりくらいの頃、『ライク・ア・ヴァージン』 を皮切りに爆発的なHITを次々に飛ばす超人気アーティストとなった彼女が、この度 “Rock and Roll Hall of Fame(ロックの殿堂)” のセレモニーで表彰される事が決まったという。映画の世界ではラジー賞の常連であるにも関わらず、なんだかんだで数々の作品に出演。ショーン・ペンとの離婚後も、将来を嘱望されていたガイ・リッチーと再婚…しかし、夫婦で撮った『スウェプト・アウェイ』 は色んな意味で散々な結果に終わったのはまだ記憶に新しいところ(笑)
っつ〜事で今回の作品ですが、その “マドンナの旦那” が撮りました『Revolver』です。
<
ラスネガスでガッツンガッツン連勝街道を驀進していた無敵のギャンブラーであるジェイク(ジェイソン・ステイサム)と、その賞金を管理する兄のビリー。ある時ジェイクは、カジノのオーナーでもあり、悪の世界でも超大物である実力者、ドロシー・マーハとのカードゲームに招待される。オーナーでもあり、自らもギャンブラーなマーハは、これまでの勝負では無敗…というのも誰もが彼にかつことで後々とんでもない報復が待っている事を恐れ、皆ビビって勝ちを譲っていた状態なのだ。ところがそんな大物であるマーハに対しても、全く空気を読まずにガンガン勝っちまった真剣師ジェイクは、結果ガッチリと目を付けられる存在になってしまう…
ガイ・リッチー…『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』 を見たとき、なんと巧妙!なんと軽快!なんと複雑!なんと明快!と一瞬のうちにファンになったのを覚えている。皆がどうだったか知らないが、続く 『スナッチ』 も大大大好きな作品の一つに上げれる程、期待を裏切らなかった…が、3作目の『スウェプト・アウェイ』 ではズッコケずにはいられなかったのも事実(笑)
そのズッコケ具合が響いたか、この作品、2005年のものであるにもかかわらず、劇場公開はおろか、いまだDVDすら発売されていない始末…おいおい、天下のガイ・リッチー作品だぜ?そりゃ天下のガイ・リッリーだぜ?『スウェプト』と同じ失敗は繰り返さないだろうよ!しかも登場人物は主人公にジェイソン・ステイサムだろ?今でこそ色んな作品でチョイチョイ日本でもおなじみになってきた彼だけど、元はといえばリッチー一家でしょ!よっしゃ〜、準備OK!さぞかし奇想天外なオモシロ作品に仕上がったんだろうよおお!と期待に鳩胸で見ましたよ〜!
いや〜ビックリしたぜ…かなり評価が微妙なんだわ(笑)。ガイ・リッチーファンの俺は十分満足しているのに、映画ファンの俺がスゲエ酷評したがってるんです(笑)
実際この作品は公開するまでも色々とトラブル続きで、リュック・ベッソン等の協力もあり、なんとか公開までこぎつけても興行的には散々だった作品なんですよね〜。いや、もちろんココでこの作品を紹介するのは決してガイ・リッチーやジェイソン・ステイサムというキーワードではなく、あくまでアンドレ3000の出演という部分が大きかった訳だけど、当初はホンのチョイ役だろうと思ってたけど、十分な役どころだった事が救いかな。ま、実質的には彼よりもテレンス・メイナードの方が画面に映ってた時間は長かったかもしれないが。
今、密かに流行りの 『プチ・アニメーションシーン』 なんかもあり〜の、結末が読めない展開もあり〜の、音楽もまたカッチョいい〜の、ホントにお世辞抜きで随所にガイ・リッチー“らしさ” というか、COOLなテイストが沢山散りばめられてて凄くカッコイイ映像が続くんだよ。笑いの要素は随分と控えめになっているとはいえ、遊び心も満載…つまりとってもガイ・リッチー作品らしい作品なんだよな〜。
でもイマイチな感じも否めない…要はさ、きっと “映画をマジメに考えすぎてきた” んじゃないかなと思うんです。もっとハチャメチャで好き放題やってたと思うんですよ。「こんなんしたらオモロイやろっ!んで更にこんなんしたらもっとオモロイやんかっ!」みたいなオモロさがあった。でもこう何本も映画を撮り、しかも徐々に評価が下がってきている中、「ん〜、このままじゃイカン!」ってな感じでスゲエ考えて考えて、自分の中に存在してた “映画とは?” 的な部分を一旦ゼロに戻しちゃった感じすらする。そして、結局映像的な “彼らしさ” は残っちゃいるものの、そこに一番必要だった作品としての “彼らしさ” が随分と影を潜めちゃった様な気がするんです。
クールな作品は確かに見ててカッコイイし憧れる…でももっと彼は “ファンキー” でいていいと思う。
マドンナ…俺が中学生に入ったばかりくらいの頃、『ライク・ア・ヴァージン』 を皮切りに爆発的なHITを次々に飛ばす超人気アーティストとなった彼女が、この度 “Rock and Roll Hall of Fame(ロックの殿堂)” のセレモニーで表彰される事が決まったという。映画の世界ではラジー賞の常連であるにも関わらず、なんだかんだで数々の作品に出演。ショーン・ペンとの離婚後も、将来を嘱望されていたガイ・リッチーと再婚…しかし、夫婦で撮った『スウェプト・アウェイ』 は色んな意味で散々な結果に終わったのはまだ記憶に新しいところ(笑)
っつ〜事で今回の作品ですが、その “マドンナの旦那” が撮りました『Revolver』です。
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ラスネガスでガッツンガッツン連勝街道を驀進していた無敵のギャンブラーであるジェイク(ジェイソン・ステイサム)と、その賞金を管理する兄のビリー。ある時ジェイクは、カジノのオーナーでもあり、悪の世界でも超大物である実力者、ドロシー・マーハとのカードゲームに招待される。オーナーでもあり、自らもギャンブラーなマーハは、これまでの勝負では無敗…というのも誰もが彼にかつことで後々とんでもない報復が待っている事を恐れ、皆ビビって勝ちを譲っていた状態なのだ。ところがそんな大物であるマーハに対しても、全く空気を読まずにガンガン勝っちまった真剣師ジェイクは、結果ガッチリと目を付けられる存在になってしまう…
ガイ・リッチー…『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』 を見たとき、なんと巧妙!なんと軽快!なんと複雑!なんと明快!と一瞬のうちにファンになったのを覚えている。皆がどうだったか知らないが、続く 『スナッチ』 も大大大好きな作品の一つに上げれる程、期待を裏切らなかった…が、3作目の『スウェプト・アウェイ』 ではズッコケずにはいられなかったのも事実(笑)
そのズッコケ具合が響いたか、この作品、2005年のものであるにもかかわらず、劇場公開はおろか、いまだDVDすら発売されていない始末…おいおい、天下のガイ・リッチー作品だぜ?そりゃ天下のガイ・リッリーだぜ?『スウェプト』と同じ失敗は繰り返さないだろうよ!しかも登場人物は主人公にジェイソン・ステイサムだろ?今でこそ色んな作品でチョイチョイ日本でもおなじみになってきた彼だけど、元はといえばリッチー一家でしょ!よっしゃ〜、準備OK!さぞかし奇想天外なオモシロ作品に仕上がったんだろうよおお!と期待に鳩胸で見ましたよ〜!
いや〜ビックリしたぜ…かなり評価が微妙なんだわ(笑)。ガイ・リッチーファンの俺は十分満足しているのに、映画ファンの俺がスゲエ酷評したがってるんです(笑)
実際この作品は公開するまでも色々とトラブル続きで、リュック・ベッソン等の協力もあり、なんとか公開までこぎつけても興行的には散々だった作品なんですよね〜。いや、もちろんココでこの作品を紹介するのは決してガイ・リッチーやジェイソン・ステイサムというキーワードではなく、あくまでアンドレ3000の出演という部分が大きかった訳だけど、当初はホンのチョイ役だろうと思ってたけど、十分な役どころだった事が救いかな。ま、実質的には彼よりもテレンス・メイナードの方が画面に映ってた時間は長かったかもしれないが。
今、密かに流行りの 『プチ・アニメーションシーン』 なんかもあり〜の、結末が読めない展開もあり〜の、音楽もまたカッチョいい〜の、ホントにお世辞抜きで随所にガイ・リッチー“らしさ” というか、COOLなテイストが沢山散りばめられてて凄くカッコイイ映像が続くんだよ。笑いの要素は随分と控えめになっているとはいえ、遊び心も満載…つまりとってもガイ・リッチー作品らしい作品なんだよな〜。
でもイマイチな感じも否めない…要はさ、きっと “映画をマジメに考えすぎてきた” んじゃないかなと思うんです。もっとハチャメチャで好き放題やってたと思うんですよ。「こんなんしたらオモロイやろっ!んで更にこんなんしたらもっとオモロイやんかっ!」みたいなオモロさがあった。でもこう何本も映画を撮り、しかも徐々に評価が下がってきている中、「ん〜、このままじゃイカン!」ってな感じでスゲエ考えて考えて、自分の中に存在してた “映画とは?” 的な部分を一旦ゼロに戻しちゃった感じすらする。そして、結局映像的な “彼らしさ” は残っちゃいるものの、そこに一番必要だった作品としての “彼らしさ” が随分と影を潜めちゃった様な気がするんです。
クールな作品は確かに見ててカッコイイし憧れる…でももっと彼は “ファンキー” でいていいと思う。
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